Python入門: 文字列

Intro to Python: Strings

Treemind Academy | Sept 26, 2021


今回はPythonの「文字列」について詳しくご説明します。

文字列とは

文字列とは、言葉の通り「文字が並ぶ列」のデータです。
文字列は引用符(quotation mark)によって囲まれ、引用符は2種類利用が可能です。

  • Single quotation 「 ‘ 」
  • double quotation 「 ” 」

どちらでも文字列の定義ができますが、場合によっては両方を同時に使用する必要がありますので、
2つ方法があるというのを覚えておきましょう。

print("Hello Taro")

print('Hello Taro')

#これらはどちらも同じ

Pythonで文字列を定義する場合は、引用符の間、そして同じ行にある文字列を1つの文字列として定義します。
そのため、改行をしてしまうとエラーが起きるでしょう。

複数行の文字列を定義したい場合は、両端3つの引用符で囲みましょう。

nagai_moji = """これで長い文字が定義できます。
改行をしても、閉じる引用符までが
この文字列の定義となります。
singleまたはdoubleの引用符どちらでも大丈夫です"""

特定位置の文字の参照

データ型のご説明の際に、リストやタプルといった複数の値を1つの変数に定義できるデータ型をご紹介しました。
文字列も同様です。各文字(”A”や”e”など)が並んでいて、1つの文字の集合体として保存されるデータが文字列です。

まず、1つの特徴として文字列では、リストやタプルと同じように特定の位置の値を参照することができます。
特定の位置の文字を参照するには、特定位置を表す数字をブラケット( [ ] )で囲み、文字列の変数の右側に付けます。

例えば、

some_word = "Hello"

print(some_word[2]) #これは位置2の文字を参照し、printする

some_wordに[2]と付けることで、”Hello”という文字列の位置 「2」の文字を参照するという意味になります。
ここで注意点は、「2」は「2つ目の文字」という意味とは少し違います。
プログラミングのほとんどは0から数えます。そのため、1つ目の文字を参照する場合は some_word[0] になります。
これは様々な場面で重要なポイントなので、必ず覚えておきましょう。

文字列はimmutable (イミュータブル)

Tuple(タプル)をご説明した際に、特徴の1つとしてimmutable(イミュータブル)であるとお伝えしたのを覚えてますか。

位置[2]の値を変えるといった置き換えができるListなどとは対照的に、一度定義した要素をブラケットを使った参照で変更できないのがimmutableなデータ型です。文字列も同じimmutableで、特定の要素(文字)を位置参照では変更できません。

他にも文字列には様々なコンセプトがありますが、今回は上記の基本を必ず覚えておきましょう。

See you next time!