Python入門: 演算子(数字と文字列)

Intro to Python: Operators (Number and String)

Treemind Academy | Sept 7, 2021


Pythonは、演算子という記号を用いて様々な計算処理を行ってくれます。
今回は一番シンプルな数字と文字列に使用する2種類の演算子をご紹介します。

算術演算子 (Arithmetic Operators)

算術演算子は加減乗除など数字の計算を行う演算子です。
使用方法は全て一般的な計算機とほぼ同じです。

例えば、Pythonを使用して2つの数字を足す場合は、以下のようなコードになります。

arithmetic = 1 + 2   # 1+2を計算し、結果をarithmeticという変数に代入する

print(arithmetic)    # arithmeticの値を表示
演算子名称結果
+加算 (Addition)1 + 23
減算 (Subtraction)5 – 14
*乗算 (Multiplication)4 * 312
/除算 (Division)10 / 25
%剰余 (Modulus)7 % 21
**乗 (Exponentiation)3 ** 29
//切り捨て除算 (Floor division)7 // 23

計算の順番は算数と同じように左から右へ、優先順位は括弧によってつけることができます。

number = (2+3) * (10 + 10)

print(number)   #結果は100

文字列演算子 (String Operators)

文字列に演算子を使用する場合は、もちろん数字のように計算ができません。
文字列に対して演算子「+」と「*」を使った場合は、複数の文字列を連結するか、X回繰り返すという処理になります。
+に関しては、Excelをよく使用する方は「&」と一緒と覚えてください。

演算子理想用途結果
+文字を連結する (Concatenate)“hello “+”Taro”“hello Taro”
*文字をx回繰り返す (Repeat)“hi “*3“hi hi hi “

実際に演算子を使用する場合は、上記のように足し合わす数字や文字列をコードの中にそのまま書き込むことはなく、
以前ご紹介した変数に保存し、変数と文字・変数と変数を足し合わせる、といった使い方をします。

例えば、以下のコードでは、input()という関数を使い、ユーザーから名前を聞き出しています。ユーザーは直接Pythonのコードに文字を打ち込むことができませんので、下記のコードではname変数に返信を保存し、nameと”Python入門へようこそ”という2つの文字列データを連合しています。

name = input("あなたの名前は何?")         #ユーザーに名前を入力してもらう。結果をname変数へ代入   

say_hi = "Python入門へようこそ " + name   # nameの値を"Python入門へようこそ "という文字列を連合する
                                        # 例えば、「太郎」とタイプし、Enterを押すと"Python入門へようこそ 太郎"と表示される


文字列に関しては、他にも様々な加工方法が存在します。こちらに関しては、別章でご説明します。

see you next time!